ピアノ調律・定期メンテナンスのご案内

ピアノ調律

ピアノ調律

ピアノはとても繊細な楽器です。ご愛用の楽器をよい状態で末永くお使いいただくために、年に1回から2回、 ピアノ調律をされることをおすすめいたします。

【調律時間について】

ピアノの状態にもよりますが、当日は約2時間程度のお時間をいただければ幸いです。

【定期調律】

末永く快適にピアノをお使いいただくために。

ピアノ・タイプ税込調律料金(税抜)
アップライトピアノ ¥14,300(¥13,000)
グランドピアノ ¥16,500(¥15,000)
  • 上記調律料金には、アクション点検・整音バランス・調整点検等を含みます。
  • 乾燥剤を入れられる場合、別途代金が必要となります。
  • ピアノの状態が極端に悪く、調律を行う前に修理等の追加作業が必要となる場合がございます。 このような追加作業が必要な場合、およびそれに伴う料金が発生する場合は、必ずお客様に事前にご連絡差し上げます。
  • 事前にお見積もりを差し上げることもできますので、お気軽にお電話ください。(TEL:046-262-7733)

【調律エリア・交通費について】

主なエリアは、近隣区域である大和市、座間市、海老名市、綾瀬市、相模原市、横浜市等を中心とした神奈川県近郊です。 基本的に交通費はいただいておりませんが、遠隔地(例えば弊社より公共の交通機関を用いて1時間以上必要な場所)に関しましては、お電話にてご相談ください。

ピアノハウス周辺地図


ピアノハウス音楽教室の地図です。

*調律のご依頼はピアノハウスまで。(TEL:046-262-7733)

*駐車場はございません。

  ご不便をおかけしますが、近隣をご利用ください。

*小田急片瀬江ノ島線鶴間駅より徒歩約3分です。

  電車にてご来店の際には、 鶴間駅東口を出て、ローソンとオリジンに挟まれた厚木街道を、大和オークシティ(イトーヨーカドー・イオン)方面にお進みください。

ピアノ調律作業&時間


外装取り外し ピアノの状態を確認し、ピアノの外装を取り外します。
必要時間3分
ピアノ掃除 鍵盤を取り外しピアノの中を掃除します。
必要時間7分
調律 88つの音を調律していきます。
必要時間60分
整調 ピアノのタッチを整えるため整調します。
必要時間10分
整音 音色を均一にそろえるために整音をします。
必要時間10分
外装取りつけ 最終確認し、ピアノの外装を取りつけ、終了です。
必要時間3分

ピアノ調律をはじめとするピアノメンテナンスの内容について簡単にご説明いたします。

定期調律では、調律だけでなく、お客様のピアノを快適にご使用いただくために必要な修理・調整作業を適宜行っています。これらのうち、各部品の修理(あるいは交換)を除いた作業は、ピアノ調律・整調・整音という3つの作業に分類されます。

定期調律時に行うのはお時間の関係もあり、必要なポイントだけを押さえた簡易型の整調・整音作業ですが、本格的な整調・整音を作業を含むメンテナンスを行うと、ピアノの状態は格段に良くなります。 この作業にはピアノの状態により1日から数日程度のお時間がかかります。

引っ越しやリフォームでピアノを移動される際などに一時弊社工場にピアノをお預けいただくことがございますが、このようなタイミングで メンテナンスを行っていただくと、お時間の面でもご予算の面でも大変に効率的です。

定期メンテナンスのお見積もりは、お気軽にピアノハウス(TEL:046-262-7733)までご連絡ください。

ピアノ調律

コンサートホールの調律

ピアノ調律は、ピアノの音律を乱れを整える作業です。1台のピアノにつき約230本ある調律ピンをひとつひとつ 調律ハンマーで回し、一本一本の弦から出る音の高さを整えていく作業です。

よく調律された状態では、ピアノ弦は1本当たり90Kg程度の力で張られています。約230本の弦の張力を支えている フレームや響鳴板には大変大きな力が掛かっていますが、音の狂いが大きな状態では、この力の全体的なバランスが崩れてしまっています。 調律とは弦による力のバランスのくずれを回復する作業ともいえます。

ご家庭のピアノ調律

音の乱れの大きな原因の一つは、温度・湿度変化です。ピアノは木材や羊毛を使用している部品が数多くありますが、 これらの部品は温度・湿度によって膨張・収縮します。響鳴板や、調律ピンが打ち込まれているピン板も、木材です。これらの部品の体積変化は弦 の張力を変化させ、音を狂わせる主要な要因です。

また、新しいピアノや弦を張り替えたピアノでは顕著ですが、一旦適切な張力を加えた状態で安定させても、時間が経過する内に弦が伸びてしまい 、ピッチが下がってしまうという現象も起こります。

上で述べてきたことはいずれも、ピアノをご使用にならなくても起こります。使用頻度が低くても、時間の経過と共に音の高 さは必ず狂うのです。もちろん、ピアノのメーカーにもよらず、アップライトピアノでもグランドピアノでも起こることです。残念なことに、音が乱れ、力のバラ ンスが大きくくずれたピアノは、元に戻すのに、より大きな時間・労力・コストが掛かります。

なにより、調律されたピアノの音はすっきりしてよく響きますので、ますますピアノ演奏が好きになること請け合いです。調律は定期的に されることをおすすめいたします。

整音

整音

ピアノは羊毛製のハンマー・フェルトで高い張力で張られた金属製のワイヤーを叩いて音を出しています。たくさん演奏 されると、ピアノハンマーに深い弦溝がついてしまったり、ピアノハンマーの上面がつぶれて平らになってしまい、弦を叩くポイントがハッキリ しなくなってしまったり、打弦によりハンマーが圧縮されて硬くなってしまい、ピアノ本来の魅力である、タッチによく反応する豊かな響きが失われてしまうことがあります。

整音とは、ひずんでしまったハンマー・フェルトの形状を本来の形に整えたり、適切に針を刺すことによって、ハンマーフェルトの弾力を一様 に整えたりする作業です。

整音作業により、ピアノ本来の粒だった美しい音色を取り戻すことができます。

ハンマーの変形や硬さの変化は、使用頻度が高いピアノほどよく起こります。その意味において、 使用頻度が高いピアノほど整音作業が必要となります。ちなみに、ハンマーフェルトは大変湿度の影響を受けやすい部品です。湿気を吸ったピアノハンマーは音の明瞭さがなくなったり、音量が小さく感じられたり しますので、ピアノの設置場所には十分にご注意を。


整調

整調

ピアノは、鍵盤を弾くと、その力に応じてハンマーが動き、弦を打って音を出しています。

鍵盤にかかった力をハンマーに伝える仕組みををもつ機械を、アクションとか、打弦機構と呼びます。

アクションは数種類のてこの集まりです。これらのてこは主として木材・羊毛からできており、摩耗等の経年変化 や湿度変化により、変形相互の位置関係が適切な位置からずれてしまうことがあります。

適切な位置からずれたアクションは、てこのかみ合わせがうまくいかず、「弾きにくい」、「雑音がする」、「音が明瞭でない」等の問題を引き起 こします。

整調は、アクション本来の機能と一体感のある滑らかな動きを取り戻す作業です。整調作業により、ピアノは格段に弾きやすく なります。調律や整音作業は、弦および弦と接触するハンマーに直接働きかける作業ですが、整調はそれ以外のパーツを調整することがほとんどです。 それでも、適切に整調されたピアノの音は、驚くほどすっきりと明瞭になりますよ。

アクションは複数の部品が互いに接触して機能します。接触部には摩耗や変形がさけられません。 この意味においては、使用頻度が高いピアノほど、また、温度湿度変化の影響が強いピアノほど、整調作業が必要となります。数年に一度、定期メンテナンスとして整調作業をされることをおすすめいたします。